2018年9月28日。
台風24号チャーミーが沖縄本島地方に接近。
車の横転や、浸水被害、20万世帯以上が停電など、多くの被害が報道された。
ただ、あまり農作物について、詳細の被害は報道されない。これは私の予測にすぎないが、農協の職員が各農家を回り、大体の被害をとりまとめ、被害額などを算出し、被害総額○○億円!報告するぐらいなのだろう。
また、メディアによる直接農家への取材はタブー、もしくは、取材を受ける暇なんてないのかもしれない。
なので、今回、台風24チャーミーによる農家の現場のリアルな被害を農家の息子である、私が、ここに晒そうと思う。
1、ビニールハウスなど農業施設の被害。
天災による農作物の被害リスクを下げるために、ビニールハウスでの栽培が多い昨今。台風でそのビニールハウスがぶっ壊れる。
これが1棟ぜんぶ、こんな感じ…。
まあ、7,8年前に張替をしたやつなので、破れるのは想定内…。だけど、これが200万ぐらいする。。。
2、農作物の被害
壊れたビニールハウスの鉄筋や、ビニール、遮光ネットなどが株にダメージを与える…。
売れるはずだった農作物がダメになるという、直接攻撃。。。きつい。
3、塩害による農作物の被害
塩害とは、台風の強風による海の水が撒き上げられ悲惨し、農作物へ降りかかる。その海水の塩分を吸収し、葉っぱが黄色くなり枯れてしまったりする。これも農作物への直接的被害。。。きつい。
このトリプルパンチで、沖縄の農家は超大ダメージを受ける。
「こんなんじゃやってらんねーよ!」って、思う農家さんも多いようで、沖縄の農家離れが進んでいるなんて話も良く聞く。
野菜が年々値上がりしているが、沖縄の農家が増えて、地産地消を推進すれば「農家は儲かる」「野菜は安く買える」「未熟な状態での出荷をしないで良いので栄養素も高いし、味も良い野菜が食べれる」という好循環になるのになーーと軽く考えているw
ちなみに先日、人農地プランという、農地に関する問題を話し合う会議に参加したが、放作地がアホほどあるwwようするに空地ってこと!
もったいないなーとおもいつつ、そこはそこでいろいろな問題があった。。。。
今回、辺野古基地移設反対を推した玉城デニー氏が、沖縄県知事選で当選した。玉城デニー氏の政策で最優先に取り組むと公言していた「辺野古移設阻止」。
沖縄にはさまざまな問題が残っている。
地域振興、沖縄産業振興、沖縄県民の所得向上。。。
そして今回の台風で、思い知らされた「災害対策」。
長期間停電が続き、長いところでは10日以上停電していた家庭もあったそうな。。。
そんな問題を差し置いて、最優先で動くのが「辺野古移設反対」か……。。。
引用:沖縄タイムス
沖縄知事選で有権者に伝えたいこと 佐喜真淳氏と玉城デニー氏に聞いた
若者と年配者で、価値観の共有は難しいのであろう。。。#沖縄県知事選挙 pic.twitter.com/15sjkGhc0x
— ぷらっとファーム沖縄【公式】 (@platfarm_okinaw) 2018年10月1日