フカセ釣りの「ウキ」について自称フカセ釣り中級者の管理人が結構な文字数で語ってみる!

フカセ釣りにおいて、ウキの重要性はかなり高いです。。。

一番はサシエなんですが…この話はまた別の記事で書いていきます!

 

まず初めにウキの種類についてちょいと話を。

 

ウキにはいろいろな形状のものがあります。

簡単に分けると、棒のようなウキ「棒ウキ」

丸い形をした「円錐ウキ」

この2種類に分けられます。

さらに各メーカーの技術の結晶でできた「円錐ウキ」をカスタマイズしたような形のウキもあります。

 

棒ウキの利点

アタリが見やすい!

 

魚がサシエをつついたファーストタッチでアワセを入れることができるので、カーエーやチヌなどエサの食べ方がひったくるような食べ方をしない魚などに有効なウキです。

棒ウキのデメリット

風や波の影響を受けやすく、アタリが分かりにくくなる…。

風やうねりなどがあるポイントでは、ウキの変化が見にくくなってしまいます。そうなると、棒ウキの利点であるアタリが見えにくくなってしまうためアワセが遅れたりします…。逆に波や風が穏やかな日であれば使いやすいでしょう。

 

円錐ウキの利点

波や風の影響を受けにくく、状況に合わせた仕掛け変更が可能!

円錐ウキを使うメリットは、波や風などの影響を受けにくく、状況に応じた仕掛け変更が可能で、魚の活性が良い状況のときのチャンスを見逃さず釣りをすることが可能です。

「なるほどウキ止め」というウキ止めの仕掛けがとても効率的でおすすめなのです!

なるほどウキ止めについては以下のyoutube動画でご覧ください。

ウキ止めをつけてしまうと、ウキ止めより下のタナは探れなくなってしまいますが、なるほどウキ止めをウキより下に持っていき、からまん棒のところまで配置するとあっという間に全誘導仕掛けの完成となります!これほど効率の良い仕掛けはありません。トーナメンターもやっている仕掛けです。管理人も専らこの仕掛けで釣りをしています。

 

円錐ウキの欠点

アタリがわかりにくい…。

魚のアタリをウキで見ようとすると、たとえばアタリが微妙な魚(カーエーなど)がエサをつついているようなアタリはほぼわかりませんww

回遊魚(ガーラ、グルクマー、カツオ)などのひったくるようなアタリはすぐわかるのですが、小さいアタリを判別するのが難しくなります。

また全誘導仕掛けでウキ止めを使わないときはさらにアタリが分かりにくくなります。

ひったくるようなアタリならウキが沈み込むので一目瞭然ですが、警戒心の強い大きな魚を釣るときには細かなアタリでアワセを入れる必要があるため、かなりの技術と経験がいります。

円錐ウキを使って何度も釣りをすると、微妙なウキの変化や、仕掛けが動いたり、また穂先のアタリを感じ取れるようになってきます。経験値を積めば最強のウキになります。

管理人のおすすめとしては、いろんなウキをつかってみるのではなく、1つの種類のウキをずっと使い続けて癖や特徴をつかんでいく方法をお勧めします。その中で「もっとこういうようなときには、こうなってほしいな~」っていう欲が出てきたら友達のを借りて(ロストして)みたり試してみるといいかもしれません。

ウキの号数(浮力)について。

ウキにはそれぞれ号数があります。

おおまかにですが、浮力の弱い順に並べてみると、

 

00 0 G5 B 2B 3B 0.8 1号

 

00よりさらに沈む000、また細かい号数でG2とかもあります。

 

1号~3Bは浮力が強め、逆に00が一番浮力が弱いです。弱い、というか、むしろ沈みますww。

「沈むウキなんて」使う意味あんの?って思うでしょ?それがあるんですよ~。あとで説明します。

とりあえずウキの号数の説明から先に。

0は浮力ゼロを意味するので、浮きもせず、沈みもせず、といったところでしょうか。(実際には釣り針や、スイベル、からまん棒、ハリスなどの仕掛けの重さで沈むこともあります)

この浮力はあくまでも目安であり、海水の塩分濃度によってこっちのポイントでは0は沈むけど、あっちのポイントでは0は浮くな~みたいなこともあります。

 

そういうときにジンタン(ガン玉)などで浮力を調整します。

たとえばBのウキに、2Bのガン玉を打つとウキは沈みます。

Bのウキに、Bのガン玉を打つと均衡が取れるため、理論上は海中でホバーします。(さっきも言ったけど、仕掛けの重さや塩分濃度などで実際の挙動は別です)

 

ここで疑問が出てきます。

 

「ならBのウキに、Bのガン玉を打って浮力ゼロ???

なら、最初から0のウキを使えばいいじゃん!」

 

「てか00号数のウキってなんだよ!沈むウキなんて使う意味わかんねーよ!」

 

たしかにそうですww

 

ここがフカセ釣りの面白いところであり、フカセ釣りの奥義なのです。

 

それはズバリ「潮」です!

海中には、潮が流れています。どういうことかというと、川が流れるように海水が流れているんです。

わかりやすく説明しましょう。

人間界でいう「風」みたいなものが流れているんです。

風は強い日もあれば、弱い日もありますね。そしてずっと同じ方向に同じ強さでは吹いていませんね。そしてその風が「気持ちいいな~」と感じることがありますね。

魚も同じように、潮の流れが「泳ぎやすいな~」「エサも食べやすいな~」みたいな状況になります。そういうときは魚の活性が上がり、水面までエサを食べに来たりします。

また、潮の流れは複雑で海中の上の層は右へ流れ、中層は左へ流れ…みたいな潮も多々あります。

そういう流れの時は仕掛けがどんどん流れ、底にいる魚の層までサシエのついた仕掛けを送ることができません。

そこで対策として使用するのがガン玉です。

ハリスにガン玉を打つことで、仕掛けが重くなり、潮の流れに負けないようにするのです。

当然ガン玉をたくさん打てば打つほど、仕掛けが重くなりますから、浮力の強いウキを使わなければウキが沈んでしまい、アタリを目視することができません。

竿の穂先でアタリをとるか、道糸の張りなど微妙なアタリの変化を読み取る必要があります。

 

じゃあどうやって潮を見分けるか、というと…

撒き餌を撒いて、撒き餌の流れを見て確認するか、、、

仕掛けを流してみて、仕掛けを回収するときにウキが浮いてく戻ってくるスピードや仕掛けが戻ってくる方向を確認したり…。とにかく難しいです!

 

平和卓也さんは話が上手くて、説明が上手なので、かなり参考になります!文章を読むのが苦手な方はこちらの動画をご覧ください。

ピースマスター、1個1500円ぐらいするんですけどねw

「値段が高いウキが良いもの?」

「安くてもいいの?」

ってお思いの方へ、高いウキをたくさん買ってみた私からひとこと言わせてください。

「別に高くなくても良いwww」

むしろロストしたときの落ち込み具合が半端ないので、慣れるまでは安いウキでいいと思います。

釣具屋さんに行くと、オリジナルブランドの安いけど作りがしっかりしているウキ、たくさんありますw

1個500円もしないヤツ!

それをまずは、2B~0号まで全部揃えてみましょう!

 

「高いウキ買わなくていいんだ!」って思いがちですが、安いウキを使い慣れたころに騙されたと思って買ってみてください!

「高いものはイイ!」

浮力の精度や、遠投のしやすいさ、仕掛けを動かすときの操作性、アタリの感度、そして丈夫さww

どれをとってもイイ!

安いウキで釣りの練習をして、高いウキでデカバンに挑む!みたいなスタイルがいいかもしれませんね!

 

「潮とか、浮力とかわけわかんねーよ!」って方は、とりあえずB、2Bぐらいのウキにガン玉を打って釣りをしてくださいww

 

ほんで深いポイントや、遠投するときはウキ止めを外して全誘導にする!

 

30分~1時間同じことをやっても、サシエが食べられていなかったりした場合は、もしかしたら仕掛けが底(魚がいる層)まで行っていない可能性がありますのでガン玉を追加してください!

数うちゃあたる戦法!

そして、たまたま釣れた時の状況を覚えておいてください!自分のブログを開設するなりして、記録に残しておきましょう!

 

 

釣れない状況が続けば「なんでだろう?」と考えて、仕掛けの変更やサシエの変更など、何かをチェンジする必要があります!

釣りが上手いフカセ釣り上級者のみなさんは、とにかく状況判断が的確、そして対応策がバッチリ決まる。だから釣れる。

 

これはビジネスと一緒です。

生き残るものは「変化に対応できるもの」

時代の変化についていけないと、必ず会社はつぶれます。

頑固で人の話も聞かないで、自分の主張を押し通すような社長の会社は、危ないですよ!

そんな会社で勤めてる皆さんは転職をお勧めします!

 

PS.釣れるヤツは、釣れるための「努力」「勉強」「経験」をしている